2012年5月31日木曜日

足の intrinsic plus とは何だ?

理学療法 20巻4号の「変形性膝関節症の理学療法の加速的アプローチ」を読んでいると『intrinsic plus 肢位』という単語が出現。。

わからないので調べていると、検索上位にヒットしたものが英語でした。
Medscape(http://emedicine.medscape.com/article/1243815-overview#a0101)によると
The intrinsic plus position is otherwise known as the safe position for hand splinting. The hand can be immobilized in this position for long periods of time without developing as much stiffness as would occur if the digits were positioned differently. In the intrinsic plus position, the metacarpophalangeal (MP) joints are flexed at 60-70°, the interphalangeal (IP) joints are fully extended, and the thumb is in the fist projection. The wrist is held in extension at 10° less than maximal.
となっています。

通常の良肢位とは異なり、MP60-70°、IP完全伸展位での固定となるそう。

内容を読んでいくと手の良肢位の話の様で、もう少し調べていきます。

≪追記≫------------------------
良肢位とは違うものらしい。ためになります。

(1) 安全肢位 safe or intrinsic-plus position
-手指の外固定を行う上で関節拘縮を生じさせない肢位
-手関節は背屈位10-20°、MCPJ屈曲70-90°、IPJ伸展0°、母指対立位
-MCPJを伸展固定すると側副靱帯が短縮したままになるので伸展拘縮になる
-PIPJを屈曲固定するとvolar plate、check rein ligamentが短縮したままになるので
屈曲拘縮になる

(2) 機能肢位=良肢位 functional position
-関節が動かなくった場合に、日常生活動作において支障の少ない肢位
-手関節は背屈位10-20°、手指はボールを握るような肢位

RIMG0004_2.jpg

■まとめ
-安全肢位は、拘縮を来さない安全な肢位
-機能肢位は、関節が動かなくなった場合に最低限機能する肢位(ボールを握る形)

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