ラベル 睡眠 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 睡眠 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年9月19日金曜日

良い枕の条件とは?

今日は良い枕の条件について考えてみたいと思います。

肩こりに悩まされる人は多いと思います。
そこで、私の枕探しの経験と、解剖学的見地から考える枕の最適条件について書きたいと思います。

良い枕の条件

私が考える、最適な枕の条件は以下の5つです。
条件1.季節の温度変化によって枕の機能が変化しない
条件2.枕の形状が常に維持されている
条件3.寝返りがうちやすいように横方向には高低差がない
条件4.縦方向は背中の深くから首にかけてしっかり支持されており、頚椎に剪断力がかからない
条件5.頭部は2〜3cmの高さで保持される

これより、この条件を1つずつ解説していきます。

条件1.季節の温度変化によって枕の機能が変化しない

自分の経験では、テンピュールの枕は夏場に柔らかくなり、冬場には硬くなります。
そのため、季節によって首の調子が良くなったり、悪くなったりすることに気がつきました。
ですので、低反発素材は基本的に枕選びからは、除外したほうが良さそうです。

条件2.枕の形状が常に維持されている

枕の形は首や頭を支える最適な形状に常にキープされている必要があります。
なぜなら、ビーズやそば殻などの枕は寝始めに寝心地が良くても、寝返りをうつ中で形状が変わり、寝苦しくなることが多いです。
「朝起きると枕から頭が外れていた」という状況はそういう理由から起こります。
そのため、ビーズやそば殻などの動く素材は除外したほうが良さそうです。

条件3.横方向には寝返りがうちやすいように高低差がない

人間の睡眠では、寝返りが必要です。
つまり、寝返りをすることを妨げない寝具選びが、良い睡眠につながります。

左右が高くなっている枕がありますが、一見すると横向きのときに楽のようなイメージがあります。
しかし、ヒトの側臥位(横向きで寝る姿勢)では、思ったほど頭の位置は高くなりません。
なぜなら、側臥位では肩甲骨を前に出るようにして、肩を大きく前に出すようにするからです。
詳細は以前の記事参照( http://juseishibookshelf.blogspot.com/2012/08/blog-post_13.html
つまり、横方向には高低差が必要ないのです。

条件4.縦方向は背中の深くから首にかけてしっかり支持されており、頚椎に剪断力がかからない

解剖学的には、頚椎は前凸のアーチを保っています。
つまり、仰向けに寝たときに頚椎は真ん中辺が最も高くなるように、このアーチを保たなくてはいけません。
次に、背中にかけて徐々にアーチが後凸に変化していきます。
下の図を参照してもらえれば分かると思います。
オーダーメード枕.com(http://xn--eckl0esb1hwgb3392i.net/002.html)参照

上記の絵では枕と背中が空いていますが、できるだけこの空間も埋めてくれるような、枕が良いです。
高い枕で、首の下で急にストンと終わってしまう枕では、枕で支えられている頚椎は上に持ち上げられる一方、枕の支えがない部分では体重により下に下げられます。
当然、その境界線となっている頚椎に負担がかかり、痛みにつながります。

低い枕で、背中にかけてなだらかに終える枕を選びましょう。

条件5.頭部は2〜3cmの高さで保持される

2〜3cm程度の高さが頚椎の形状から正常であると、「枕革命 ひと晩で体が変わる (講談社プラスアルファ新書)」に書いてありました。
オーダーメイド枕で有名な整形外科医の先生が書いた、信頼できる本です。
確かに、座った姿勢や立った姿勢で頭が前に出ている人は、そのまま寝ると高い枕が必要です。
しかし、正常の頚椎の位置で寝ようとすると、この2〜3cmという低めの枕と言われる高さが最適であると考えます。

起きているときに頭が前に出ている人にとっては、低い枕を使い始めるときにかなりの違和感があります。
これは私も経験しました。
でも1週間ほどで慣れてくるようになりました。
寝ているだけで、頚椎の位置を正常に近づけているために、違和感が出ると考えてトライすることをお勧めします。

結論

以前からオススメしているエアーウィーブの枕が、既製品の中で上記5条件を満たしている良い枕と言えます。


ただし、アマゾンではそれ程は高い評価を受けていません。
しかし、エアーウィーブ枕には良い枕の条件が整っていると私は考えています。

じゃあ、なぜこの枕は低い評価を受けているのでしょうか??

評価を低くつけている一部の人は、枕が硬すぎると言っています。
それは敷き布団(もしくはマットレス)のほうが柔らかすぎることが原因の可能性があります

身体を支える敷き布団(もしくはマットレス)は柔らかいので「身体は沈む」が、枕がエアーウィーブで高反発のため頭と首は沈まないので、頚部に負担がかかり痛みが増加する可能性がかなり高いと思います。
敷き布団(もしくはマットレス)も一緒に高反発のエアーウィーブの敷き布団に変えることを強くお勧めします。

繰り返しますが、①頭と首の支える枕と、②身体を支える敷き布団(もしくはマットレス)の「相対的な硬さの差」が大きくなると逆に頚部に負担をかけます

私は、この考えで寝具を揃えたら、とても疲れがとれる上質な睡眠を手に入れました。
枕と敷きパッドの総額5万程度の出費でしたが、3年(約1,000日)使うと考えても1日たった50円
それを上回る効果がありますので、皆さんも是非御試し下さい。


2012年8月13日月曜日

肩関節周囲炎における寝返りの打ち方

寝返り1つとっても患者さんにアドバイスできることがあります。

肩関節周囲炎の患者さんで夜間痛がある方で、「夜に患側が下になっていて痛くて目覚めた」ということを良く聞きます。

「夜間痛とは」


一般に夜間痛とは以下の2つによって生じるとされています。
  1. 肩峰下圧の上昇
  2. 上腕骨圧の上昇

夜間痛を起こす患者さんは多くが、肩関節上方支持組織にストレスをかけないように、肩甲骨下方回旋(肩を下方に下げる)、肩関節軽度外転位(肩甲骨が下向きなので、腕がそのまま下に垂らしていても、肩関節は相対的に腕を上げたようになる)であるのです。
これはいわゆる疼痛緩和肢位といえるでしょう。

しかし、背臥位(仰向け)になると肩甲骨が前外方に30°傾いている(腕は前で作業しやすいように身体の真横ではなくやや前方についている)ので、仰向けになると肩と床面の間にすき間ができます。
健常な肩関節であれば、肩関節伸展・外旋(腕を後に引き、掌を前に向ける)でこのすき間を埋めることができますが、先ほども述べたように、肩関節上方支持組織にストレスがかかることにより痛みが生じる患者さんにとっては、この「肩関節伸展・外旋」という動きは痛みにつながりやすいのです。

「肩関節周囲炎における寝返り」


そんなこんなで痛いのを我慢し、なんとか眠りに付いたとしましょう。
しかし、ここでもう1つの乗り越えないといけない壁があります。
それは寝返りです。

ヒトの身体は長時間同じ場所を圧迫されると、そこの部分が血行不良となる(指を強く押すと白くなるのと同じ)ため、睡眠時もそれを避けるために寝返りを打ちます。

このときに、通常は背臥位(仰向け)から側臥位(横向き)に変えるのですが、その時に患側を下にすると痛みが増強するのです。

ではこれを患者さんに何と説明しますか?
「痛い肩を下にしないように寝てくださいね」と言えばあとは患者さんが工夫してくれでは、愛が足りません。

ここでは自論としてもう一歩話を進めてみたいと思います。

「肩甲骨の内・外転」


まず、先ほど挙げた夜間痛の原因のもう2つ目が、上腕骨圧の上昇であったと思います。
これは上腕骨の後面の後上腕回旋静脈の圧迫が原因(運動疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学より)とされています。
わかりやすく言うと、肩の後ろを圧迫すると骨に血を送り込む動脈は正常だが、骨から血が出ていく静脈は圧迫されてしまうのです。
その結果として、上腕骨という骨の中がパンパンになり、ズキズキ痛むのです。

自分の臨床での経験より、肩関節周囲炎の患者さんは、肩関節の動きだけでなく肩甲骨の動きも悪いです。
この患者さんが、横向きで寝たときに方はどうなっているでしょうか?

肩甲骨がしっかり外転(肩を前に突き出す)していれば、肩甲骨の後面で身体を支えることとなります。
しかし、肩甲骨の外転が不十分だと、肩関節で身体を支えることとなります。
つまり、肩の後面に圧迫がかかっているのです。

しかも、肩甲骨は上方回旋(肩が上に持ちあがる)して、先ほどの肩関節上方支持組織にストレスがかかることとなります。(肩を下げているのが楽な姿勢なのに、肩を無理に上に持ち上げられるとから痛いのです)

つまり、肩甲骨の内・外転が寝返りを打つのに重要なのではないかと推測しています。

まだ、臨床で裏付けをとっておらず、推論なのですが、前々からぼんやりと考えていたことと、運動疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学という本を読んだ時のひらめきがきっかけで、これを書くこととなりました。

≪興味があれば以下から購入してください≫-------------------

運動器疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学
医者による解剖学ではなく、理学療法士が理学療法士のための解剖学を書いた本です。最新の解剖学的知識を基に臨床症状や治療にどのようにつなげていけばいいか書いてあり、初心者はもちろん、臨床経験が長い先生もためになるはずです。

2012年8月12日日曜日

エアウィーヴが届きました!

前々から注文していたエアウィーヴが届いたので感想を載せます。

買った商品は『エアウィーヴ シングル』という商品です。

「反発力と体圧分散」


寝て一番に感じるのが、身体が沈み込む軟らかさがあるのではなく、弾力があり寝返りが打ちやすいです。

これは睡眠中に非常に重要で、軟らかすぎると布団の中に沈み込み寝返りが打ちにくくなり、姿勢が同じになり、仰向けなら背中に体圧が集中してしまうなどの不快感が生じます。
また、寝返りを打つのにエネルギーが必要になり、睡眠が浅くなったり、熟睡感が減ったりするといわれます。
一方、寝返りが打ちやすいように布団を硬くしたらいいかというと、今度は板の間で寝たのを想像してもらうと、肩甲骨や仙骨などの身体のうち特に当たりやすい部分に体圧が集中してしまうので、非常に不快になります。

このポイントからエアウィーブは寝返りの打ちやすさ・布団の反発力から後者に近いのですが、当然適度な体圧分散力があります。

表面は軟らかさを持ち、肩甲骨・仙骨などが当たることはなく、長時間同じ肢位で寝ていても苦ではありません。
ホームページを見てもらうと、体圧分散の図などがあるのでそれを参照してもらうととてもわかりやすいでしょう。

ポイントをまとめると、布団全体としては芯があり沈み込まず寝返りが打ちやすい。しかし、体圧分散ができるよう表面は軟らかいのです。

ここまでの特徴で、朝目覚めると、体圧が一点に集中することがなく、何よりも寝返りに余計なエネルギーを使わないので、熟睡感が得られるのです。

「プラスアルファ」


頚部痛や腰痛などで買う時の判断基準として、この2点で選んでいると思いますが、このエアウィーヴでは、実際に寝てみて、もうひとつ非常に良い点がありました。

それは、布団がむれないのです。
夏場に寝ると、朝起きると汗がびっしょり、背中は特にびっしょり。という経験はありませんか?
でも、このエアウィーヴならそんなことはないのです。
なぜなら、線維の織り合わせによって空気を多く含むので、通気が非常に良い。
これは、低反発ウレタンなどでは絶対にまねできないのでだと思います。

これをすべて合わせもったものは他ではないように思います。
これは素材の特質だと思います。
もとは釣り糸の製造メーカーだったそうで、その釣り糸を絡まるようにして作ったものがこの布団だそうです。
なので、綿・低反発ポリエステルではないような特質が出てくるのです。

繰り返しますが、その新しい特質としては、この反発力と体圧分散にプラスして(そもそもこれが非常に重要)、通気性の良さだと思います。
この通気性の良さのために、夏場でクーラーなしで寝ても、背中がびっしょりというのがなくなりました。
そのため、さらに睡眠の満足度が高まっていると感じています。

まだ、届いて1週間ですので、また何か新しい発見がありましたら、書き込みをしていきます。

≪興味があればこちらから↓≫----------------------
※2012/08/12現在、受注が集中しており、注文受付している商品としていない商品があるそうなので、ご確認の上ご購入ください。また生産に時間がかかるそうなので(自分が買う時は2カ月)確認してください。

●男性にはコア材3.5cm使っているこちらがお勧めです。
自分(身長175cm、体重70kg)はこれを買いました。
僕も悩みましたが、中途半端なものをいくつも買って結局高くつくのなら、無駄にならないように最高のものを一つ買うことにしました。
少し高いですが絶対の価値があります。


●女性にはコア材2.5cm使っているこちらがお勧めです。
他の方のレビューを見ていると、女性はこの厚さで十分みたいですよ。
全体の厚さは3cmなのですが、コア材(おそらく芯材のことで反発力がある部分。周りに軟らかい部分で取り囲み2層になっている)が2.5cm入っている。
コア材が薄い分、割安です。
男性などの体重が重いと、コア材が多いほうが良いと思われます。



2012年7月30日月曜日

寝違い、頭痛、頚部痛の解消は枕から!

前回書きましたエアーウィーヴですが、まだ届きません。

6月末にテレビ番組「リンカーン」にて紹介されたらしく、注文待ちが通常1か月のところ2か月かかるそうなのです。

ですが、僕の寝違いは治りました。

なぜか。
それはよく考えてみると、枕に問題があったためです。
つまり、枕が高かったみたいです。

仰向けで寝ていると、どうも頭部が前方に出て、頚部が引き延ばされているような感じがしたので、
試しに妻の枕で寝てみるとストレスなく横になれるのです。

これは枕の問題だなと考え、枕に関して書いてある書籍を探しました。

そして出会ったの本が「枕革命 ひと晩で体が変わる (講談社プラスアルファ新書)」です。


読んだ感想としては、すごく参考になりました。
実際に睡眠時の寝具によるストレスがなくなり痛みが消えました。

何が良いと思ったかというと、

  1. 整形外科医が実際に治療している考えが示してある
  2. おそらく解剖学的に人体構造を考慮して述べている
  3. 睡眠時の寝がえりも考慮している

などです。

本書では「実際に枕を自分で作りましょう」という内容なのですが、
僕の場合は前回書いたとおり、 テンピュールのミレニアムピロー を愛用しているので、
今までMサイズだったのをSサイズ(妻愛用がこのサイズ)のワンサイズ下を注文しました。

そうしたところ、劇的に頸の痛みが改善したので、
皆さんもこの本を参考にしてくださればと思います。


2012年6月28日木曜日

エアウィーヴは肩こりの解消になるか?

最近、肩こりがつらいのです。

寝て起きても肩の痛みは解消されず、頭痛がする始末。
仕事に集中できない日々が3か月ほど続いています。

患者さんの気持ちが痛いほどわかる半面、
治療家としてこれではいけないと思います。

なぜこうなったのか?
原因はおそらく布団が柔らかすぎるのだと思います。

昔から安眠には気を使っており、枕は多少高くてもテンピュールのミレニアムピローを8年ほど愛用しています。

さらに、ベットにもこだわり、無印良品の高密度マットレスを使っていました。

しかし、最近子供が生まれ、子供と寝るからという理由のために、嫁にベットを占領されておりました。

仕方なく薄い敷布団で寝ていましたが、床の硬さのためか寝心地が悪く、2枚重ねて寝てました。

そんなこんなで半年が経とうとするときに何となく肩こりの症状が出てきて、さらに半年で今に至ります。

そんなときにテレビの経済ニュース番組で「全日本代表選手も使っている」ということからエアウィーヴというマットレスパット楽天ショップへのリンク)を知りました。
色々調べるうちに品質は間違いなさそうだということになり、高くても買ってみようと思います。

届くまでに注文後2~3週間かかるそうです。
その後の使った感想なども追々書いていきます。

エアウィーヴ シングル airweave
エアウィーヴ シングル airweave
価格:66,150円(税込、送料込)