2015年9月13日日曜日

Peel-back mechanism

肩関節の治療で上方へ骨頭が滑り上がることによる痛みを考える際に、 "Peel-back mechanism"(ピールバック メカニズム)という、 あまり聞きなれない言葉が出てきたので、 少しまとめたいと思います。 肩関節上方関節唇損傷(Superior labrum anterior and posterior lesion) 俗に言う、SLAP損傷での損傷原因が、 投球での減速期の上腕二頭筋腱による遠心性収縮により牽引されているためだとされています。 これを"Pulling off mechanism"という。 一方、"Peel-back mechanism"は、 Burkhartらによって考えられたSLAP損傷の発生メカニズムで、 投球の最大外旋時に上腕二頭筋長頭腱が捻られるため発生しているとしました。
the American Academy of Orthopaedic Surgeons 
「Posterior Capsular Contracture of the Shoulder」(https://www.jaaos.org/content/14/5/265/F5.expansion)参照

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