2020年4月15日水曜日

トリックモーションの定義がなかったので

トリックモーションの定義がググってもなかったので書いておきます。

トリックモーションとは、代償動作のこと。ある関節運動を行うために他の関節運動を行うことで同じ動作を行うこと。
例として、椅子からの立ち上がりにて膝の伸展を大腿四頭筋で行わずにハムストリングスで伸展を行う。

だと考えます。

異論ある方はご意見下さい。

2015年11月24日火曜日

腰痛患者は2800万人の文献について

腰痛2,800万人の根拠は?

最近ニュースなどで腰痛患者が2800万人になったと聞きますが、
この根拠文献は何なのだろうと調べてみました。

まず、調べていくと朝日新聞の医療サイト apital にて、
「厚労省研究班(主任研究者=吉村典子・東大病院特任准教授)」という一文があった。
ということは、厚生労働省が発表しているのだろうか?
「腰痛、推定2800万人 40~60代の4割、悩む」
http://apital.asahi.com/article/news/2013032400001.html

もう少し調べていくと、以下ブログに有力情報がありました。

「プログラミングとかブログ」
http://shirakamisauto.hatenablog.com/entry/2015/07/23/081308

どうやら、
「膝痛・腰痛・骨折に関する高齢者介護予防のための地域代表性を有する大規模住民コホート追跡研究」
http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD00.do?resrchNum=201217001A
という研究を参照しているみたいです。


この文献によると、
腰痛は2,770万人(男性1,210万人、女性1,560万人)
膝痛は1,800万人(男性710万人、女性1,090万人)
だそうです。

あまりクローズアップされてませんが、
膝痛もかなり多いそうですよ。

長寿になれば、関節に負担がかかるのですね。

原因不明の腰痛患者の割合は?

さらに、原因不明の腰痛患者の割合が85%と言われている。
これは以下の厚生労働省が出しているPDFでも参照している数値です。
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/1911-1_2d_0001.pdf
85%の根拠論文は、
What can the history and physical examination tell us about low back pain? JAMA 268: 760-765, 1992
だそうです。
ということは、日本に原因不明の腰痛患者さん(プライマリケアにおいて)は、
2,770万人 × 85% = 2,354万人
もいることになります。

原因が分かっているのは、
2,770万人 - 2,354万人 = 416万人
ということになりますね。

医学は現在、発展途上にありますので、
このような結果が現状なのですね。

2015年10月31日土曜日

小学校からの間違った身体の使い方が教育されている

いつも思うのですが、 私たちは正しい身体の使い方を教育されてきたことがないのです。

大人になってから痛くなったことの多くは、
子供のころからの姿勢や動作が原因で生じているケースがかなり多いのです。

当然本人の自覚はありません。
だって、本人はそれが最も合理的だと思っているのです。

具体的な例を挙げると、
集会があった時の校庭での”休め”の姿勢です。

千葉県ホームページより抜粋(https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/kj-nanbou/shidoushitsu/documents/syuudankoudou_1.pdf)

この姿勢の問題点は、骨盤が前に出ていくことにあります。

大人になってからの腰痛につながります。

同じように大人になってから痛みにつなが姿勢は多いです。
私見ですが、
小学校からの正しい身体の使い方を意識した体育教育が発達する余地があると考えます。

皆さんはどうお考えでしょうか?

2015年9月13日日曜日

Peel-back mechanism

肩関節の治療で上方へ骨頭が滑り上がることによる痛みを考える際に、 "Peel-back mechanism"(ピールバック メカニズム)という、 あまり聞きなれない言葉が出てきたので、 少しまとめたいと思います。 肩関節上方関節唇損傷(Superior labrum anterior and posterior lesion) 俗に言う、SLAP損傷での損傷原因が、 投球での減速期の上腕二頭筋腱による遠心性収縮により牽引されているためだとされています。 これを"Pulling off mechanism"という。 一方、"Peel-back mechanism"は、 Burkhartらによって考えられたSLAP損傷の発生メカニズムで、 投球の最大外旋時に上腕二頭筋長頭腱が捻られるため発生しているとしました。
the American Academy of Orthopaedic Surgeons 
「Posterior Capsular Contracture of the Shoulder」(https://www.jaaos.org/content/14/5/265/F5.expansion)参照

2015年1月8日木曜日

【杖の便利グッズ】杖が倒れないように引っ掛ける

杖を使っている人はこんな経験はないでしょうか??

「買い物のときに杖が邪魔になるので、立て掛けておくと倒れてしまう。」

私の父が片麻痺で買い物に付き合うときに、一番大変なのが財布を出すときなのです。
麻痺ではない手は力が入るので、いつも杖を持っているのです。
しかし、財布を出そうとする手も麻痺ではない手を使うので、杖をどこかに置かなくてはいけないのです。
そのときに、多くの場所では杖が上手く引っかかるところがありません。
金属製の杖は滑りやすく、すぐに倒れてしまいます。
だから、一人で買い物をするときは、レジでお会計を終え財布をしまった後には毎回のように、倒れた杖を拾っているのです。

こんな時に役にたつ商品があるので今回は紹介します。

それは、「杖の転倒防止器 転ばぬ杖」です。
実際の使っているイメージはこんな感じです。

この写真の参照サイト:http://item.rakuten.co.jp/takekuma-ya/10000086/?s-id=review_PC_il_item_03

まだ、うちの父の分は注文したばかりなので実際の写真はありません。
ですが、以前にデイサービスでリハビリを担当していた時に、利用者さんが使っていたのを思い出して、今回注文しました。

こんなに便利な物ならどこにでも売っていると思い、今日、近所の大きなホームセンターとこれまた大きなドラッグストアを数件寄ったのですが、売っていなかったのです。
カ◯◯ズの大型ホームセンターは、杖は10種類ほど売っているのに、その隣にこの商品がなかったのです。

だから、こんなに便利な物なのだから、多くの人に知ってもらわないといけないと思い、今日ブログに書くことにしました。
何人かでもこの記事が目に止まれば、役に立つかなぁと思います。

2014年12月18日木曜日

接骨院にマーケティングという考え方

私も開業して2年が過ぎようとしています。
2年前は私も考えが浅いところも多く、苦労してきました。
その当時は、「接骨院を開業するときには何が必要なのだろうか」という問いに対して、以下のように考えていました。

痛みを治すことが一番重要。
そのための技術と理論さえあれば患者さんはまた来てくれる。

確かに、正しいといえば正しいのですが、皆様は今どのように考えていますか?

実は私のその考えは、最近、この本を読んで変わりました。


どう変わったかというと、その考えは「技術屋によくある考えであり、独りよがり」だと。
本によると、「良い商品を作れば売れるはず」と考える開発チームと「もっとニーズに合ったものを」と考える営業チームで争うことがよくあるそうで、これを解決するのが会社としてどういう会社にしていくかの戦略であるそうだ。

確かに、接骨院のターゲットも考えていない(全ての人を相手にしようとしていた)し、バトルフィールドも考えていなかった。
そして、自社の強みはあるが、その強みを一貫して広告などで押し出せていなかった。
社員の評価も会社として目指す方向と一貫性がなくてはいけない。

ちょうど今の自分の悩みについてヒントをくれる、とっても刺激的な本でした。

密着軸のスタバと手軽軸のドトールの違い
ファーストフードのマクドナルドは、コーヒーショップのドトールと競合する
シャネルが来店すると割引するという広告で新規のお客さんを集めてはいけない
などたくさんの気づきがありました。

「マーケティングって何?」って方や、「読んだけどいまいちイメージできない」という方は以下の2つの本から見ていくとすごくわかりやすいです。
私もこの2つは読みました。
小説のように登場人物が経営が上手くいかないイタリア料理店で、マーケティング手法を使って経営者として成長していく内容です。
上の本は、売れない店を売れるようにしていく内容で、下の本はその続編として、強力なライバルに打ち勝つ強い店づくりとしてマーケティングが学べる構成になっています。
1冊2〜3時間ほどあれば読めます。

 

 

以上、マーケティングの本の紹介でした。
接骨院にもマーケティングの手法を取り入れて、時代に即した経営を行っていくことが、業界を高めていくのではないか、と思っています。
参考になればと思います。



2014年9月19日金曜日

良い枕の条件とは?

今日は良い枕の条件について考えてみたいと思います。

肩こりに悩まされる人は多いと思います。
そこで、私の枕探しの経験と、解剖学的見地から考える枕の最適条件について書きたいと思います。

良い枕の条件

私が考える、最適な枕の条件は以下の5つです。
条件1.季節の温度変化によって枕の機能が変化しない
条件2.枕の形状が常に維持されている
条件3.寝返りがうちやすいように横方向には高低差がない
条件4.縦方向は背中の深くから首にかけてしっかり支持されており、頚椎に剪断力がかからない
条件5.頭部は2〜3cmの高さで保持される

これより、この条件を1つずつ解説していきます。

条件1.季節の温度変化によって枕の機能が変化しない

自分の経験では、テンピュールの枕は夏場に柔らかくなり、冬場には硬くなります。
そのため、季節によって首の調子が良くなったり、悪くなったりすることに気がつきました。
ですので、低反発素材は基本的に枕選びからは、除外したほうが良さそうです。

条件2.枕の形状が常に維持されている

枕の形は首や頭を支える最適な形状に常にキープされている必要があります。
なぜなら、ビーズやそば殻などの枕は寝始めに寝心地が良くても、寝返りをうつ中で形状が変わり、寝苦しくなることが多いです。
「朝起きると枕から頭が外れていた」という状況はそういう理由から起こります。
そのため、ビーズやそば殻などの動く素材は除外したほうが良さそうです。

条件3.横方向には寝返りがうちやすいように高低差がない

人間の睡眠では、寝返りが必要です。
つまり、寝返りをすることを妨げない寝具選びが、良い睡眠につながります。

左右が高くなっている枕がありますが、一見すると横向きのときに楽のようなイメージがあります。
しかし、ヒトの側臥位(横向きで寝る姿勢)では、思ったほど頭の位置は高くなりません。
なぜなら、側臥位では肩甲骨を前に出るようにして、肩を大きく前に出すようにするからです。
詳細は以前の記事参照( http://juseishibookshelf.blogspot.com/2012/08/blog-post_13.html)
つまり、横方向には高低差が必要ないのです。

条件4.縦方向は背中の深くから首にかけてしっかり支持されており、頚椎に剪断力がかからない

解剖学的には、頚椎は前凸のアーチを保っています。
つまり、仰向けに寝たときに頚椎は真ん中辺が最も高くなるように、このアーチを保たなくてはいけません。
次に、背中にかけて徐々にアーチが後凸に変化していきます。
下の図を参照してもらえれば分かると思います。
オーダーメード枕.com(http://xn--eckl0esb1hwgb3392i.net/002.html)参照

上記の絵では枕と背中が空いていますが、できるだけこの空間も埋めてくれるような、枕が良いです。
高い枕で、首の下で急にストンと終わってしまう枕では、枕で支えられている頚椎は上に持ち上げられる一方、枕の支えがない部分では体重により下に下げられます。
当然、その境界線となっている頚椎に負担がかかり、痛みにつながります。

低い枕で、背中にかけてなだらかに終える枕を選びましょう。

条件5.頭部は2〜3cmの高さで保持される

2〜3cm程度の高さが頚椎の形状から正常であると、「枕革命 ひと晩で体が変わる (講談社プラスアルファ新書)」に書いてありました。
オーダーメイド枕で有名な整形外科医の先生が書いた、信頼できる本です。
確かに、座った姿勢や立った姿勢で頭が前に出ている人は、そのまま寝ると高い枕が必要です。
しかし、正常の頚椎の位置で寝ようとすると、この2〜3cmという低めの枕と言われる高さが最適であると考えます。

起きているときに頭が前に出ている人にとっては、低い枕を使い始めるときにかなりの違和感があります。
これは私も経験しました。
でも1週間ほどで慣れてくるようになりました。
寝ているだけで、頚椎の位置を正常に近づけているために、違和感が出ると考えてトライすることをお勧めします。

結論

以前からオススメしているエアーウィーブの枕が、既製品の中で上記5条件を満たしている良い枕と言えます。


ただし、アマゾンではそれ程は高い評価を受けていません。
しかし、エアーウィーブ枕には良い枕の条件が整っていると私は考えています。

じゃあ、なぜこの枕は低い評価を受けているのでしょうか??

評価を低くつけている一部の人は、枕が硬すぎると言っています。
それは敷き布団(もしくはマットレス)のほうが柔らかすぎることが原因の可能性があります。

身体を支える敷き布団(もしくはマットレス)は柔らかいので「身体は沈む」が、枕がエアーウィーブで高反発のため頭と首は沈まないので、頚部に負担がかかり痛みが増加する可能性がかなり高いと思います。
敷き布団(もしくはマットレス)も一緒に高反発のエアーウィーブの敷き布団に変えることを強くお勧めします。

繰り返しますが、①頭と首の支える枕と、②身体を支える敷き布団(もしくはマットレス)の「相対的な硬さの差」が大きくなると逆に頚部に負担をかけます。

私は、この考えで寝具を揃えたら、とても疲れがとれる上質な睡眠を手に入れました。
枕と敷きパッドの総額5万程度の出費でしたが、3年(約1,000日)使うと考えても1日たった50円。
それを上回る効果がありますので、皆さんも是非御試し下さい。