オタク
草食系
これらは「プライドばかりが高くて、自信のない」若者の姿である。
と、TBSラジオの「荒川強啓 デイ・キャッチ!」2011年10月14日(金)放送分「デイキャッチャーズボイス」というコーナーを聴いていて、
宮台 真司さんが言っていました。
子育て真っ最中の自分は共感したので、自分のためにも少しまとめてみます。
-----------------------------------------------
自信とは、「試行錯誤に裏打ちされた自己信頼」
プライドとは、「根拠のない自信」
子供を過保護に育てて、「すごい」とばかり言われて育ち、
それを真に受けた子供には、プライドが身についてしまう。
プライドを壊されたくないという気持ちは、色々な行動を制御する。
プライドを壊されたくないから、壊されるような場所には出ていかない。
他流試合をしない、優秀な人が集まる場所に出ていかない。
嫉妬に駆られて、自分より優れた人の足を引っ張ってしまう。
最近はプライドばかりが高くて、自信の少ない人が増えている。
なぜなら、こんなことが多くあるからだ。
子供の喧嘩に介入することによって、子供同士の喧嘩をさせない。
トラブルが含まれるコミュニケーションをとらせない。
しかし、世の中は違う。実際にプライドを傷つけられるようなことがよくある。
自分のプライドを破るようなトラブルにも直面する。
そのため、そのようなトラブルを解決できる人間しか、仕事での成功はない。
(おそらく、幼小児から試行錯誤を繰り返し、自信を持った人間しかプライドが破られるようなトラブルを解決できない、ということ)
プライドは試行錯誤を抑止してしまう。
プライドが高い人間は試行錯誤ができないので、自信ができない。
だから、プライドばかりが高くて、自信のない連中がたくさんいる。
この失敗したくない連中は勝てる勝負しかしない。
最近増えている、仕事を辞める若者はプライドが傷つきたくないから、
負けるかもしれない勝負から撤退している。
問題なのは、こういったプライドばかり押し付けている社会だ。
そして、自信をつけることは幼小児から始めなくてはいけない。
最近はこんなことがある。
幼稚園の先生に子供の喧嘩に仲裁してもらう。
親にとってはわずらわしさがなくなるからいい。
だが、子供の試行錯誤を阻害するということなのだろう。
これによって、子供の自信形成がされない。
---------------------------------------------------
これって結構、自分の人生を振り返っても共感できるし、
自分の人生の中でこの考え方は重要だと思っていたので、
話を聴いてとてもクリアになった気がします。
子供の育て方の参考にできたらと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿